1992年のリオデジャネイロで開催された環境と開発に関するサミットで設立され、2008年には国連総会によって正式に認められ、6月8日に定められた世界海洋デー（World Ocean Day）は、気候変動と人間の活動によって脅かされている地球上の基本的な生態系である海洋を保護し、意識を高めることを目的としています。
今年のテーマは公式サイトを訪れて確認してください： unworldoceansday.org
海洋は地球表面の70%以上を覆い、地球の生物多様性の約80%を支え、大気中の酸素の50%を生成する能力があります。
気候変動、乱獲、大量の廃棄物、プラスチック、マイクロプラスチックが、非常に脆弱で繊細な生態系を深刻に脅かしています。
現在の水温上昇と酸性化のレベルでは、2050年までにサンゴ礁（すでに50%が失われています）の全滅が予測されています。これらは海洋生物多様性の観点から非常に重要な生態系です。
2020年の世界海洋デーのテーマは"持続可能な海洋のためのイノベーション"（ハッシュタグ#ProtectOurHomeで特定されています）で、2030年までに海と海洋の30%を保護するための政策を採用するよう世界のリーダーに訴えかけています。こちらで請願に署名してください。
この保護イニシアチブは、イギリスから提案された"30x30"（#30by30）と呼ばれ、海洋生態系、魚類の種、生物多様性の保全を目的とした保護海域ネットワークの創設を目指しています。
2021年の世界海洋デーのテーマは"The Ocean: Life and Livelihoods" (海洋：生命と生計)であり、持続可能な開発目標14「海と海洋及び海洋資源の持続可能な利用と保全」を2030年までに達成するという、30x30イニシアチブの10年間の挑戦が続いています。
2022年にはその30回目の記念すべき年で、テーマは"活性化：海洋のための集団行動" であり、気候変動と人間の活動によって度々損なわれた海洋の生命を小さな行動で復活させるよう私たち一人一人に呼びかけています。
国連の2030アジェンダでの持続可能な開発目標14は、持続可能な方法で海洋資源を利用することにより海洋生態系を保護することを目指しています。この目標を達成するために、国連は2021年から2030年までの10年間を「持続可能な開発のための海洋科学の10年」として設定しました。